到着ロビーで大勢の県民に出迎えられた松友(手前左から2人目)、高橋(左端)両選手=午前10時20分ごろ、徳島阿波おどり空港

到着ロビーで大勢の県民に出迎えられた松友(手前左から2人目)、高橋(左端)両選手=午前10時20分ごろ、徳島阿波おどり空港

 リオデジャネイロ五輪のバドミントン女子ダブルスで金メダルに輝いた松友美佐紀選手(24)=藍住町出身=が26日午前、徳島に凱旋した。ペアを組む高橋礼華選手(26)と共に到着した徳島阿波おどり空港では、200人を超える県民が出迎えた。

 両選手は午前10時20分ごろ、空港の到着ロビーに姿を見せた。待ち構えた県民から大きな拍手が起こり、「おめでとう」などと声が飛んだ。

 全日空の女性職員から花束を贈られた松友選手は笑顔で「本当にたくさんの応援ありがとうございました」とあいさつ。高橋選手も「松友の地元に来られてうれしい」とにこやかに話した。

 この後、両選手は車で徳島市内に移動。徳島新聞社を訪れ、リオ五輪での優勝を報告した。米田豊彦社長が「2人の活躍は徳島県民の誇り。これからも健闘を祈っています」とたたえ、金メダル獲得を報じた徳島新聞記事を刻印したアルミ板などを記念品として贈った。

 松友選手は「多くの人に喜んでもらえたのがうれしかった」と五輪を振り返るとともに、応援へのお礼の言葉を述べた。今後については「次に向かって始まっている。2人でもっと強くなりたい」と抱負を語った。

 両選手は午後に県庁を訪問。松友選手に県民栄誉賞、高橋選手に特別功労賞が授与される。その後、松友選手の母校の徳島中学校(徳島市)で開かれる報告会や、市内のホテルでの祝賀会に出席する。