牟岐町漁協で今季初めて水揚げされたイセエビ=牟岐町中村

牟岐町漁協で今季初めて水揚げされたイセエビ=牟岐町中村

 海部郡など県南部の沿岸で秋本番を告げるイセエビ漁が始まり、各漁港が活気づいている。漁期は2017年5月15日まで。

 牟岐町中村の牟岐町漁協では25日、今季初の水揚げが行われ、約550キロを漁獲した。朝から組合員約40人が生きのいいイセエビを次々と運び込むと、漁協職員がてきぱきとエビを重量計に乗せ、大きさ別に仕分ける作業に当たっていた。

 この日は100~250グラムの中型が多く捕れた。京阪神などに1キロ当たり4千円前後で出荷する。同漁協の15年の水揚げ量は約8トンで、今年も同程度が見込まれている。

 例年、県内のイセエビ漁は15日から解禁となるが、今年は台風16号の影響などで、各漁協はそれぞれ解禁日をずらしていた。