美波町日和佐浦の日和佐うみがめ博物館カレッタは27日、他県で今夏ふ化したアカウミガメ10匹の展示を始めた。
アカウミガメは甲羅の長さ約7センチ、体重約30グラム。8月に名古屋市の名古屋港水族館で人工ふ化した個体を譲り受けた。館内1階の水槽で元気に泳ぎ回ったり、水面に浮かぶ海藻の近くで休んだりする様子が観察できる。
1年後には甲羅の長さ20センチ、体重1、2キロに成長する見込み。別の水槽では1~3歳のアカウミガメも展示しており、大きさや甲羅の形の違いなどを比較して、成長過程を学ぶことができる。
このほか、鹿児島県の屋久島うみがめ館で7月にふ化したアオウミガメ10匹も展示している。