タイニーハウスのワークショップを開くビボーさん(右端)=神山町神領の作良家

 市民参加型の地域づくりの先進地として知られる米オレゴン州ポートランドで町づくりに携わるマット・ビボーさん(35)が26日、住民同士で交流している神山町を訪れ、米国で増えている小さな家「タイニーハウス」を紹介した。

 ビボーさんは、神山バレー・サテライトオフィス・コンプレックス(同町下分)で、タイニーハウスについて説明した。リサイクル資材を使い200万円程度で建てられることや、壁の一部が倒れてベッドになることなど特徴を解説。リーマン・ショック以降、拡大生産を続ける消費社会に疑問を抱く層に広がっていると報告した。約20人の住民らが興味深そうに聞き入った。

 農家民宿「作良家(さらや)」(同町神領)では、タイニーハウス(8平方メートル)の製作を実演し、作り方をアドバイスした。

 ビボーさんは神山について「伝統を守る一方、新しい事も吸収しようとする面白い町。力強い交流ができるといい」と話した。

 ポートランドと同町は、積極的に町づくりに取り組んでいる縁で昨年から交流を始めた。ビボーさんは交流を支援している徳島大神山学舎の招きで来県した。