明治大農学部の「海陽サテライトオフィス(SO)」が26日、海陽町大里のSO誘致・移住促進施設・コワーキングセンター城山荘に開設された。針谷敏夫学部長らも駆け付けて、新たな“知の交流拠点”の門出を祝った。
開所式では、針谷学部長が「施設を通して地域と連携し、明治大の知的資産を提供していきたい」とあいさつし、前田惠町長、海野修司副知事と玄関前で立て看板を除幕。農山漁村の研究のため、前日から同町入りした橋口卓也准教授(農業経済学)のゼミ生13人らと共に、記念写真に収まった。
式典後には早速、ゼミ生がフィールドワークなどの打ち合わせなどを行った。一行は30日まで滞在し、SOを拠点に町役場や農業・漁業関係者らへのインタビューを行い、地域や1次産業の活性化策を学ぶ。
明治大農学部のSO設置は全国で初めて。今後、同大の教員や学生が海陽町を訪れた際の活動拠点とし、地域との交流促進にも活用する。