シコクビエを収穫する祖谷雑穀生産組合の釆本さん=三好市東祖谷小川

 三好市東祖谷の急傾斜地を利用し、今春から雑穀を栽培している住民団体「祖谷雑穀生産組合」で28日、初めての収穫・脱穀作業が始まった。次の栽培用の種を確保して栽培面積を拡大させるほか、一部は加工食品の試作に役立てて、雑穀の里づくりにつなげたい考えだ。

 雑穀生産組合は組合員12人のうち、11人がタカキビ、コキビ、アワ、ヒエ、シコクビエをそれぞれの自宅の畑計10・8アールで、農薬を使わずに育ててきた。

 標高約660メートルにある釆本清重さん(82)=同市東祖谷小川=方では、家族ら4人が高さ1・1メートルに育ったシコクビエの畑(1アール)で収穫作業。雨の中、茶色に色付いた穂先をはさみで丁寧に刈り取った。乾燥させた後、木づちでたたくなどして脱穀した。釆本さんは「シコクビエは初めて作ったが、無事収穫できてほっとした。本格的に栽培する来季が楽しみ」と話した。

 組合は11月に耕作放棄地約10アールを借り、共同農地として整備し、栽培規模を拡大。来年にはクッキーなどに加工し、土産物として売り出す計画だ。