第38回全日本実業団対抗女子駅伝の予選会が21日、福岡県宗像市の宗像ユリックスを発着点とする6区間(42・195キロ)で行われる。出場27チームのうち本大会に進めるのは上位14チーム。3年連続で本大会出場を逃している大塚製薬は、力のある若手を加えた布陣で4年ぶりの予選突破に挑む。
大塚製薬は昨年15位と、出場権獲得まであと一歩だった。今年は、経験豊富なベテランにトラック種目で好成績を残している若手が加わった布陣で挽回を期す。
1区は3年連続で福良が務める。今季は1万メートルで自己ベストを2度更新しており好調だ。2区は新加入の藪田。9月の全日本実業団対抗選手権で3000メートル障害を制したホープで、スピード勝負の区間を担う。
最長3区を走るのは4月に移籍加入した横江。全日本実業団対抗女子駅伝5区(10キロ)の区間記録保持者で、安定した走りが期待できる。4区は昨年新人ながら区間13位と健闘した19歳の秋山を2年連続で投入する。
5区は、リオデジャネイロ五輪マラソン代表の伊藤を起用。今季序盤は故障で出遅れたものの、7月からレース復帰しており問題はなさそうだ。最終6区は今年からマラソンに挑戦している井上が順位アップを狙う。
今季、主将に就いた川内は故障中で出場できないが「全員に今年こそはとの思いが強い。一つでも上位で予選を突破してほしい」と仲間の好走に期待する。
11月25日の全日本実業団対抗女子駅伝には予選の14位内と、昨年入賞の8チームを合わせた22チームが出場。宮城県の松島町から仙台市までの42・195キロで争われる。