殺処分の手順などを確認する県西部県民局の職員ら=美馬市穴吹町の遊休鶏舎

 渡り鳥の飛来シーズンを前に、高病原性鳥インフルエンザの発生に備えた防疫訓練が28日、美馬市穴吹町の遊休鶏舎であった。県西部県民局や県西部家畜保健衛生所、県建設業協会脇町支部などから約50人が参加し、鶏舎の消毒手順など初動対応を確認した。

 鶏舎のニワトリに鳥インフルエンザの陽性反応が出たとの想定で実施。参加者は鶏舎や周辺道路を視察し、西部家畜保健衛生所の職員から、殺処分の手順や消毒ポイントを設ける場所についての説明を受けた。

 その後、同市脇町の県西部県民局美馬庁舎でも訓練を行い、ゴム手袋、防護マスク、スコップなどの資材の調達法や人員確保の手順を確認し、作業計画書などにまとめた。西部県民局農林水産部の柳沢秀彦次長は「被害拡大を防ぐには初動対応が重要。迅速で的確な対応が取れるようにしたい」と話した。

 県西部はブロイラーや阿波尾鶏の大規模産地で、2市2町で県全体の約53%に当たる年間約250万羽を出荷している。