審査員特別賞を受賞した天羽さん=徳島新聞社

 第23回新聞配達に関するエッセーコンテスト(日本新聞協会主催)で、徳島文理高校2年の天羽礼さん(17)の作品が、中学生・高校生部門で第2席の審査員特別賞を受賞した。7年前に80歳で亡くなった祖母が生前、新聞を読むのを楽しみにしていたエピソードをつづっている。

 題名は「祖母と社会をつなぐもの」。入院中も新聞を読むと意識がしっかりする祖母聿代さんのために、母の恵さんが毎朝、病院に新聞を届けていたことを紹介。恵さんが自分より早く起きて働く配達員の姿に元気づけられていたことにも触れている。

 配達員から母、祖母へと朝刊が手渡される「リレー」を通じ、新聞好きの祖母への思いが伝わる点などが評価された。

 天羽さんは「新聞は祖母と社会をつなぐ大切な絆だった。毎朝配達してくれる人がいたからこそ、こうした結び付きができたことを伝えたかった」と受賞を喜んでいる。

 コンテストには年齢別の3部門に全国から3280点の応募があり、中学生・高校生部門は364点だった。

 最優秀賞は、小学生部門が大阪府東大阪市の夏目秀彦君(11)、中学生・高校生部門は東京都文京区の星野凜さん(13)、大学生・社会人部門は熊本市の水野貴子さん(49)が選ばれた。