阿波市議会の藤川豊治副議長(69)=同市阿波町西ノ岡=が市議会の会期中にもかかわらずネパールに旅行し、29日の本会議を欠席した問題で、藤川氏がネパールに出発する前、健康診断を受けるとの理由を記した欠席届を江澤信明議長宛てに提出していたことが30日、分かった。議長らはうその理由と判断し、受理していない。市議会以外に、議員を務める阿北火葬場管理組合議会を欠席していたことも新たに分かった。

 市議会事務局によると、藤川氏は23日、所定の書面を使って欠席届を事務局に提出し、いったんは受理された。藤川氏が27日、ネパールに行くため29日の本会議を欠席する旨を所属する会派の代表を通じて事務局に伝えたため、議長らは理由が虚偽だとして受理を撤回し、扱いを保留とした。

 藤川氏は、29日の徳島新聞の電話取材に対し、ネパールにいることを認めた上で「健康診断で欠席届は出している」と述べていた。30日には電話はつながらなかった。

 26日の決算審査特別委員会は「妻の調子が悪い」として午後から早退したが、藤川氏本人によると、同日午後に自宅を出発し、27日に関西国際空港から出国したという。

 欠席届について江澤議長は「虚偽と分かったので保留にした。非常に残念で、他の議員も疑念を持っている」と話した。