【写真右】伊藤舞さん【写真左】野口みずきさん

【写真右】伊藤舞さん【写真左】野口みずきさん

 とくしまマラソン実行委員会は30日、徳島市のグランヴィリオホテルで総会を開き、第10回大会を2017年3月26日に開くことを決めた。定員は前回と同じ1万5千人で、11月8日から募集する。スタート地点は県庁北側の万代町臨港道路から、かちどき橋南側の国道55号に変える。ゲストランナーには、シドニー五輪男子マラソン銀メダリストのエリック・ワイナイナさん(ケニア)らを招く。

 参加者はインターネット(1万4300人)と郵便振替(500人)で募る。ネットでの受け付けは11月8日午後10時から始め、先着順。このほか、3大会連続で海外枠(200人)を設ける。ナンバーカードや参加賞は事前に配布し、前日受け付けを廃止する。

 大会はこれまで、東日本大震災が発生した11年と統一地方選があった15年を除き、4月下旬に開いてきた。しかし、この時期はマラソン大会を開くには気温が高く、前回大会ではランナー1人が一時心肺停止状態となった。このため安全性に配慮して開催を前倒しすることにした。

 スタート地点以外のコースには、前回から大きな変更はない。国道55号、11号を北上して吉野川大橋を渡り、吉野川北岸を西進。西条大橋を渡って南岸に入り、徳島市陸上競技場でフィニッシュする。午前9時スタートで、制限時間は7時間。ランナーを2グループに分け、時間差スタートを導入する。

 前回大会は、走り終えたランナーが藍場浜公園に移動して完走メダルを受け取る方式だったが、不評だったことからフィニッシュ会場でメダルを配ることにした。

 ゲストはワイナイナさんのほか、リオデジャネイロ五輪女子マラソンに出場した伊藤舞さんと、アテネ五輪女子マラソン金メダリストの野口みずきさんを招く。