激しくぶつかり合うだんじり=阿南市橘町

 阿南市橘町の海正八幡神社の秋祭りが1日始まった。重さ約4トンのだんじり同士がぶつかり合う「けんかだんじり」が行われ、豪快な激突で大勢の見物客を沸かせた。

 町内の東、中、西、先の各地区に1台ずつあるだんじりが、法被姿の若者に引かれながら、車1台ほどの幅しかない狭い旧道へ。2台が出合うと、威勢のいい掛け声とともに激突を繰り返し、大きな衝撃音が響くたびに、見物客から歓声と拍手が飛んだ。

 両親と見に来ていた程野旭葉ちゃん(5)は「大きな音がしたときは怖かったけど、何回か見てると楽しくなってきた」と話していた。

 祭りは江戸時代前期に、海上での安全と大漁を祈願して始まったとされ、1940年代からだんじりをぶつけ合うようになった。2日も深夜まで繰り広げられる。

 同神社の秋祭りは、だんじりやみこしなど多彩な行事が総合的に行われ、地域一丸となって伝承していることから、6月に県無形民俗文化財に指定された。