2区で7人抜きの力走を見せた大塚製薬の藪田(左)が3区横江にたすきをつなぐ=福岡県福津市(大塚製薬工場提供)

 全日本実業団対抗女子駅伝(11月25日・宮城)の予選会が21日、福岡県の宗像ユリックス発着の6区間、42・195キロに27チームが参加して行われた。徳島県の大塚製薬は2時間23分16秒で13位に入り、上位14チームに与えられる全日本出場権を4年ぶりに獲得した。

 大塚製薬は1区福良が14位の中位でスタートを切り、2区で藪田が7位まで押し上げた。最長3区(10・7キロ)で横江が14位に後退したが、4区で秋山が立て直して12位に浮上。5区はリオデジャネイロ五輪マラソン代表の伊藤が13位で最終6区につなぎ、井上が区間2位の好走で順位を守り切った。

 1位はワコールの2時間19分16秒。京セラが2時間20分27秒で2位に入り、24秒差の3位は九電工が入った。三井住友海上は2区を1位で通過したが、3区岡本の体調不良で途中棄権となった。

 大塚製薬の新人藪田、7人抜き

 若手とベテランの力が融合した大塚製薬が、4年ぶり6度目となる全日本実業団対抗女子駅伝の出場権を勝ち取った。本戦出場を目標としていた選手たちは、ほっとした様子だった。

 気を吐いたのは2区藪田。14位でたすきを受け取ると、前の選手を猛然と追い、7人抜きで順位を押し上げた。期待に応えたルーキーは「恵まれた環境で練習させてくれていることへの感謝を走りで表せた」と喜んだ。

 3区横江が終盤に脚を痛めて失速し14位に落ちたが、続く4区秋山が嫌な流れを断ち切った。区間7位の力走で順位を二つ上げた19歳は「残り1キロでペースを上げられた」と振り返った。

 全区間を通して本戦切符が与えられる14位内をキープし、河野監督は「チーム力は上がっている」と手応えを見せる。柱となる横江のけがを心配しつつも「選手たちはもう一回りも二回りも成長できる」と期待する。

 全日本では2012、13年の7位が最高成績。ベテランの伊藤が「皆が力を発揮できる駅伝にしたい」と話せば、初挑戦となる福良は「一つでも前でたすきを渡せるよう頑張りたい」と意欲を見せた。