竹の照明がつくる幻想的な雰囲気で開かれたジャズライブ=三好市池田町漆川

 三好市池田町漆川の黒沢湿原で2日夜、竹細工とろうそくを使った照明の下、ジャズの演奏を楽しむ野外ライブが初めて開かれ、約300人が幻想的な空間に包まれた。

 照明は、熊本を拠点に活動する演出家ユニット「CHIKAKEN(ちかけん)」の三城賢士さん(33)の指導で来場者が手作り。約120個の明かりがともされる中、午後6時に演奏が始まった。

 ビブラホン奏者の大井貴司さんとピアノ、ベースの「大井貴司スーパートリオ」が出演し、「ルパン三世のテーマ’80」「G線上のアリア」など12曲を奏でた。聴衆はロマンチックな雰囲気の中、うっとりと耳を傾けていた。

 家族3人で訪れた向井愛さん(29)=同市池田町中西、看護学生=は「竹の照明も会場の雰囲気もすてき。音楽にもしびれた」と満足そうだった。

 貴重な植物群落が県天然記念物に指定されている黒沢湿原の新たな魅力を知ってもらおうと、地元住民有志が企画。大井さんらは1日には、同市東祖谷の武家屋敷・喜多家で演奏した。