住民と餅つきを楽しむ棚田オーナーら=上勝町生実の樫原の棚田

 「日本の棚田百選」に選ばれている上勝町生実の「樫原の棚田」周辺で2日、収穫祭が開かれた。県内外から訪れた親子連れや学生と住民ら約50人が、地元食材を使った料理に舌鼓を打ちながら、交流を深めた。

 住民グループ・樫原の棚田村が呼び掛け、古民家を改装したそば店を主会場に行われた。棚田オーナーらは額に汗を浮かべつつ、黄金色に輝く稲を鎌で刈り取ったり、稲を束ねて天日干しにしたりした。

 住民が育てたもち米を使った餅つきがあったほか、シカ肉とイノシシ肉のバーベキューやアメゴの塩焼きなども振る舞われた。参加者は美しい棚田の風景を眺めながら、秋の休日を満喫していた。

 徳島市沖浜3の大学職員川崎克寛さん(46)は「収穫作業で一汗流した後に地元産の食べ物を食べると、言葉に表せない充実感がある」と話した。

 オーナー制度は棚田や果樹園を1年間有償で借り、田植え、草取り、収穫などの作業をオーナー自身が行う。今年は20組が参加した。