藍の乾燥葉を生地に練り込んだパンケーキ。手前は摘み取ったばかりの葉=徳島市銀座のカフェ「カロン」

 阿波藍のほとんどはタデ科の一年草、タデアイだ。布地を染める藍染の原料は、食用としても注目を集めている。

 徳島市銀座のカフェ「カロン」は2月、藍入りのパンケーキをメニューに加えた。調剤薬局を営む「ボン・アーム」(同市南内町1)から水耕栽培した藍の乾燥葉を仕入れて生地に練り込む。

「食べられるの?」と驚く客が多いが、苦味や癖がなく、若い女性らに人気。爽やかな香りの藍ハーブティーも好評だ。

 昔は食あたりなどに効く薬草として食された。最近の研究ではポリフェノールが多く含まれることが分かり、生活習慣病や老化の予防、中性脂肪の減少といった効果が期待されている。

 カフェのチーフで管理栄養士の重本彩さん(30)は、県内のイベントで「藍の葉と茎の混ぜご飯」といった料理を提供したことも。日々、新メニューを練っており、「徳島の藍を食べて、体の内側からきれいになってほしい」。食用藍ブームが来るかもしれない。