[上]緊張した表情で阿波銀の内定通知書を受け取る学生=同行本店[下]徳島銀の内定通知書を受け取り、決意を新たにする学生=徳島市のホテルクレメント徳島

 2017年春に卒業予定の大学生らに対する採用内定が解禁され、徳島県内の企業で3日、内定式が行われた。地方では景気回復が実感できず、円高の進行が業績に影響を与えている。先行きに不透明感が増す状況にあって、内定通知書を受け取った学生たちは、地域経済発展に貢献する決意を語った。

 阿波銀行は徳島市の本店で式を開き、大卒の内定者59人(男22人、女37人)、高卒の1人(女1)が出席。長岡奨専務取締役が内定通知書を手渡し、「組織の活性化のために皆さんの若い感性を吹き込んでもらいたい。就職までの6カ月間、さまざまな経験や勉強をして備えてほしい」と呼び掛けた。

 西山耕平さん(22)=東京都新宿区、徳島市出身=は「県外で学生生活を過ごし、古里のために恩返しをしたいとの思いが強くなった。経済の基盤を支える銀行の業務を通じて地域の発展に貢献したい」と話した。

 徳島銀行の内定式は徳島市のホテルクレメント徳島であり、大卒46人(男28人、女18人)が出席した。

 武市喜明執行役員人事部長が、一人一人に採用内定通知書を手渡した後、板東豊彦専務取締役審査本部長が「当行とトモニホールディングスを率先する主役、リーダーとなることを期待している」と激励した。

 徳島への愛着からUターン就職を決めたという西田伊織さん(22)=横浜市、阿南市出身=は「地域に貢献するため銀行員として何ができるか考え、いろんなことにチャレンジしていきたい」と話した。