無農薬栽培の藍で染めたベビー用品。抗菌などの効能で赤ちゃんの肌を守る=海陽町大里のトータス

 赤ちゃんに安心して着せられる肌着を-。海陽町大里の衣料品製造会社「トータス」は、若い母親の声をきっかけに、4年前から藍染のベビー用品を作っている。

 なぜ藍染か。「藍の持つ薬効に注目したんです」と、事業を担当する永原レキさん(34)が力を込める。藍は解毒や消炎などの民間薬として古くから伝わってきたが、染めた布にも抗菌や消臭、防虫、紫外線遮断などの効果があるとされる。

 ベビー用品は、無農薬で自社栽培した藍を使い、オーガニックコットン(有機栽培綿)の生地を染めて縫製する。染料も生地も、化学薬品には頼らない。「だから、赤ちゃんがなめても安心です」

 肌着や腹巻き、カバーオールといった衣類のほか、ぬいぐるみや手に握るおもちゃなど9種類をそろえ、出産祝いの贈り物として人気を集める。「アトピーやあせもが落ち着いた」。そんな母親の声が、永原さんらの原動力だ。
(おわり)