新酒の仕込み作業に追われる職人=三好市井川町の芳水酒造

 酒どころの三好市で新酒造りが始まった。芳醇な香りに包まれた酒蔵で、職人たちが仕込み作業に精を出している。

 同市井川町辻の芳水酒造では4日、職人4人が蒸してこうじ菌を混ぜた米約150キロを、温度や湿度が一定に保たれた室に運び、冷ましてから布で包んだ。

 2日間寝かせてこうじ菌を増殖させ、水や酵母を加えて酒母を作る。さらに水や蒸し米、こうじを混ぜる本仕込みを経て新酒が完成し、11月上旬にも店頭に並ぶ。

 製造責任者の竹内康晴さん(44)は「米の出来はまずまずだが、気温が高いので温度管理に一層気を配りたい」と話していた。

 同市には「芳水」のほかに、「三芳菊」(三好菊酒造)「今小町」(中和商店)「笹緑」(矢川酒造)の各銘柄もあり、新酒造りは来年春まで続く。