阿波銀行は5日、徳島市東新町1の阿波銀新町ビルを解体し、跡地に新ビルを建設すると発表した。2019年9月の完成予定で、同市西船場町2の本店内にある本店営業部を移転させる。
阿波銀新町ビルは、東新町商店街にあった丸新百貨店(1995年閉店)の新館を阿波銀が取得し、97年にオープン。建物は73年の完成から43年がたち、老朽化が進んでいるため解体を決めた。
計画では、2018年3月から新町ビルを解体し、8月に新ビルの建設に着手。完成は19年9月で、本店営業部が10月に業務を始める予定。新ビルの具体的な概要は、17年秋ごろにも発表する。
現在、新町ビルに入っているあわぎんローンプラザ、あわぎん証券・保険プラザ、経営相談所は一時的に同市福島1の旧福島支店に移転する。阿波銀リースと阿波銀保証は別のビルに移る。
2階にあるギャラリー「阿波銀プラザ」は解体に伴い、18年1月から閉鎖する。新ビルにもギャラリーを設ける予定で、19年9月までの閉鎖期間は代替のスペースを用意する。
阿波銀は「東新町商店街の玄関口に本店営業部を構えることで、地域の活性化に貢献したい」としている。