本番に向けて芝居のリハーサルを行う大野小児童=同校

 阿南市下大野町の大野小学校3年生18人が、地元にまつわる昔話を題材にしたオリジナル芝居に取り組んでいる。自分たちが調べた地元の歴史や文化を地域住民に知ってもらうのが目的。8日午後7時40分から、近くの惣蔵神社の秋祭り前夜祭で発表する。

 芝居の題は「大野のまつりと白なまず伝説」。戦国時代に地元の城主が長宗我部元親の軍勢に敗れて自害した後、一族の怨念が乗り移った大きな白ナマズが那賀川に現れ、人々を呪い殺すという伝説を現代の人々が地元の秋祭りで披露するというストーリー。地元に言い伝えられる「城山の淵の白なまず」という昔話にアレンジを加えた。

 児童は4、5月、総合的な学習の時間の一環で、地域にある昔話や歴史を住民に聴いて掘り起こすフィールドワークを行った。収集した昔話を地域の人々に知ってもらいたいという思いが芽生え、秋祭りの前夜祭で芝居を披露することを決めた。

 先生や地域住民らの協力を得ながら脚本を考えたり、武士役のよろいやかぶと、白ナマズを段ボールで作ったりしてきた。週2、3回練習に励み、10月5日には、同小体育館でリハーサルを行った。

 奥方役などを担当している高橋聖花さん(9)は「最初は不安もあったけれど、皆の力で面白い芝居ができた。当日は多くの人々に見てもらいたい」と話している。