県展第1期の展示作品を見て回る来場者=徳島市のあわぎんホール

 第71回徳島県美術展(県民文化祭開催委員会、県美術家協会、徳島新聞社主催)が7日、徳島市のあわぎんホールで始まった。県内最大の公募美術展とあって大勢の美術ファンが訪れ、秀作の競演を楽しんだ。第1期は12日まで。

 展覧会は3期に分けて行う。第1期は日本画、洋画、彫刻の3部門で、入賞・入選作品198点と、無審査作品25点の計223点が並んでいる。

 日本画の第1席に輝いた坂容子さん(64)=徳島市西船場町5、主婦=の「芽吹く」は、植物のみずみずしさが巧みに描かれた作品。緑青の顔料の発色が際立って美しく、透明感がある。

 他の2部門でも、独特の世界観が表現された洋画や存在感のある彫刻など個性豊かな力作がそろい、来場者の目を引き付けていた。

 毎年訪れているという荒川哲信さん(67)=石井町高原、医師=は「県展を見なければ芸術の秋は始まらない。今年は自分好みの作品が多くて見応えがある」と丹念に見て回った。

 第2期(写真・美術工芸・デザイン)は14~19日、第3期(書道)は21~26日。開場は午前9時半から。入場料は一般・大学生800円、高校生300円。中学生以下無料。