1部上場のセレモニーで記念の鐘を鳴らす阿波製紙の三木社長=東京・日本橋の東証

 阿波製紙(徳島市)が7日、株式を東京証券取引所の市場1部に上場した。創立100周年を機に東証2部から昇格。企業価値と信用力を高め、国内外で事業拡大を図る。初日は前日終値より17円安い652円で取引を終えた。

 東京・日本橋の東証でセレモニーが行われ、阿波製紙の役職員18人が出席。東証の井阪喜浩執行役員が三木康弘社長に上場通知書を手渡した。この後、三木社長ら役員が木づちで記念の鐘を打ち鳴らし、さらなる飛躍を誓った。

 三木社長は「1部上場をエネルギーに、徳島発の世界で活躍する会社となりたい」と抱負を述べた。

 県内に本社を置く企業で東証1部に上場しているのは阿波銀行、ジャストシステム、ニホンフラッシュに続いて4社となった。

 阿波製紙は、1916年の創立で、2012年に東証2部に上場した。自動車や水処理施設の部品となる機能紙と不織布の製造販売が主力。県内のほか、中国とタイにも製造拠点を持つ。16年3月期連結決算は、売上高が前期比4%増の169億8100万円、純利益は37・7%減の2億9200万円だった。