本番に向けて練習に励む劇団夢創の団員=阿南市中大野町の大野公民館

 阿南市の市民劇団「夢創」が9、10の両日、同市富岡町の市文化会館夢ホールで音楽劇「いける、いける、Do’t worry.Be happy!」を上演する。同市加茂谷地区を舞台に少年の成長を描く物語で、団員は熱のこもった練習を続けている。

 脚本と演出は阿南市出身の演出家遠藤吉博さん(63)=東京=が担当し、富安陽子さんの児童文学「ぼっこ」をアレンジした。東京から父親の実家がある同市加茂町に引っ越してきた小学生の繁が、「ぼっこ」と名乗る不思議な少年と出会い、困難を乗り越えながら地域に溶け込んでいく様子を描く。

 劇には、同市吉井町の吉井小学校や阿瀬比町の山、加茂町の一宿寺から四国霊場21番札所・太龍寺までの古い遍路道「かも道」なども登場する。

 演じるのは、小学生から60代までの団員ら25人。6月に台本の読み合わせを始め、7月下旬以降はほぼ毎日練習に励んできた。現在は舞台の立ち位置やせりふのタイミングを確認するなど、最終調整に取り組んでいる。

 主役の繁を演じる福島仁君(11)=横見小5年=は「初めての大役。感動できる劇になるよう頑張っているので見に来てほしい」と話していた。

 夢創は、1999年の夢ホール開館を記念して市が設立し、2009年以降は市民が自主運営して定期公演を続けている。

 公演は9日午後6時、10日午前11時、午後3時からの3回。自由席は一般2千円、高校生以下千円。指定席は各500円増。問い合わせは、劇団事務局<電0884(22)0268>。