2017年10月に三好市と高知県大豊町の吉野川上流で開かれる国内初の「競技ラフティング世界選手権」の16年プレ大会(同市、実行委主催)が8日、開幕した。13都道府県とオーストラリアの19チーム130人が、年齢・男女別の6カテゴリーに分かれ、10日まで気迫あふれるパドルさばきを見せる。
午前8時半から、同市山城町西宇の旧西宇小学校体育館で開会式があり、実行委会長の黒川征一市長が「世界に誇る急流で、練習の成果を遺憾なく発揮してほしい」と激励した。
レースは6人制で行い、午前は短距離(約300メートル)の「スプリント」で熱戦の火ぶたが切られた。徳島県勢は、三好市を拠点に活動する「ザ・リバーフェイス」(オープン女子)など3チームが出場し、リバーフェイスは1位と好発進した。会場には大勢のファンや写真愛好家らが詰め掛け、声援を送った。
午後は、2艇によるマッチレース「ヘッド・トゥ・ヘッド」を実施。規定のゲートを通過する「スラローム」(9日)、長距離を下る「ダウンリバー」(10日)を合わせた4種目の総合成績で、17年世界選手権の日本代表を争う。