美しい音色を響かせる出場者(右)=徳島文理大

美しい音色を響かせる出場者(右)=徳島文理大

 第8回徳島音楽コンクール(徳島文理大主催、徳島新聞社共催)が8日、徳島市の徳島文理大で始まった。初日はピアノと邦楽器、木管楽器の3部門で、全国から集まった188人が練習の成果を披露した。9日まで。

 出場者は年齢区分ごとに定められた課題曲や自由曲を演奏。木管楽器の中学生の部では17人が表現力を競い合い、マルチェッロ作曲のオーボエ協奏曲ニ短調第2・3楽章で伸びやかな音色を響かせた城東中3年の武久日向子さん(15)が金賞を受賞した。

 この日は武久さんら18人・組が金賞を受賞。銀賞17人・組、銅賞16人・組が決まった。最終日には声楽と弦楽器、金管楽器、打楽器、電子楽器の5部門で98人が競う。

 8部門の金賞受賞者は11月5日に文理大で開かれる入賞記念ガラコンサートに出演する。金賞受賞者のうち各部門の代表者8人でグランプリを競い、受賞すると2017年のコンサートで一流オーケストラと共演できる。