豪快に海へとなだれ込む太鼓屋台「ちょうさ」と担ぎ手たち=美波町日和佐浦の大浜海岸

 美波町日和佐浦の日和佐八幡神社で9日、一年の豊漁や豊作を願う秋祭りがあり、「ちょうさ」と呼ばれる太鼓屋台が、威勢よく海へ繰り出す伝統行事「お浜出(はまいで)」を一目見ようと、大勢の観光客らでにぎわった。

 午前10時から神事をした後、8地区の屋台(重さ約1トン)が、順番に神社近くの大浜海岸へ向かった。担ぎ手の男性50人余りが太鼓のリズムに合わせて「いっさんじゃい、いっさんじゃい」と掛け声を響かせながら、海へ豪快になだれ込むと、訪れた写真愛好家や家族連れらが盛んにシャッターを切っていた。

 地元の住民団体の呼び掛けに応じ、県内の大学生や、徳島インディゴソックスの選手らも担ぎ手として屋台を支えた。初めて参加した四国大経営情報学部2年の國原俊人さん(20)は「かなり重たかったけど、周囲の熱気に後押しされて頑張れた。伝統ある祭りの継承に関わることができて良かった」と話していた。