高松商(香川県1位)

高松商のエース左腕・香川

 

堅守武器 接戦に強さ

 左腕香川と右腕中塚の投手2本柱を軸に、守り勝つ野球で2年ぶりの県王座に就いた。四国大会出場は4年連続36度目。

 チーム防御率は1・50。エース香川は130キロ台後半の直球にスライダー、チェンジアップなど多彩な変化球を織り交ぜ、28回で41奪三振。経験値も高く、接戦に動じない。中塚も常時130キロ台中盤の直球にカットボールなどを駆使し、19回を投げ30奪三振。制球も安定している。ともに大崩れは考えにくい。

 支えるバックは6試合で3失策。二塁谷口、遊撃大塚は一度もほころびを見せず、中堅飛倉、冷静な捕手新居を含めたセンターラインは堅い。

 チーム打率は3割2分6厘。低く強い打球を打つ意識が全員に浸透、どこからでもチャンスメークできる。打線を活気づけるのは対応力に優れる1番飛倉。県大会途中から5番に座った浅野、8番岸本は上り調子。4番岡井の復調が待たれる。

志度(香川県2位)

打線に集中力、粘り強さ特長

 エース開や4番石本ら今夏のレギュラー5人が投打の要を担い、粘り強い戦いで4年ぶり8度目の四国切符をつかんだ。

 県大会5試合で目を見張ったのは打線の集中力。今夏の甲子園出場校・丸亀城西との初戦で延長十回に一挙11得点したのをはじめ、大手前高松との準々決勝は三回に6点、寒川との準決勝は四回に5点を奪い、主導権を握った。

 チーム打率は3割3分1厘。1番田村から5番国本までが高打率をマークし、特に国本は12打点と勝負強い。下位もスイングに迷いがない。

 エース開は4試合36回を投げ、防御率3・25。右横手から切れのいい直球にスライダー、チェンジアップを織り交ぜる。終盤に制球を乱す場面があっただけに、最後まで強気を貫けるか。

 守りは12失策。開が打たせて取るタイプだけに、香西、古市の二遊間を中心に堅守でもり立てられるかが、上位進出の鍵となる。

英明(香川県3位)

エース右腕が若い布陣の軸

 県大会は打線がつながらず、守備も11失策。苦戦の連続だったが、寒川との3位決定戦は投攻守がかみ合って快勝。辛うじて7年連続7度目の四国切符をつかんだ。

 チームを支えるのは、今春の選抜大会で好投した右腕黒河。足の故障が完治しない中、4試合35回を投げ、防御率1・54。制球がよく、走者を背負ってからが粘り強かった。右腕杉田が3回戦で完投し、エースの負担を軽減できたのも大きかった。

 チーム打率は3割2分3厘。長打は本塁打なしの10本と破壊力がない分、犠打を絡めてしぶとく1点を狙う。全5試合で安打を放った山上と前田の1、2番で好機をつくり、広角に打てる天満、黒河の3、4番につなげるか。長打力のある横岡に復調の兆しが見えたのは好材料。

 1年生がスタメンの半数を占める布陣。2年連続の選抜大会出場には守備の立て直しが絶対条件となりそう。