ゲーム開発の全国大会で優秀作品賞を獲得した(左から)森本さん、塗本さん、原田さん、渡部さん、大輪さん=徳島科学技術高

 東京のソフトウエア開発会社が高校生らを対象に開いたゲーム開発の全国大会「Unity(ユニティ)インターハイ2016」で、徳島科学技術高校(徳島市)の情報科学コース2、3年生の2チームが制作した作品がいずれも優秀作品賞に選ばれた。県によると、3回目となる大会で県内チームの入賞は初めて。

 3年生チームは原田和明さん(17)、塗本新さん(17)、森本真広さん(18)の3人で作品名は「Vortex(ヴォルテックス)」。直接動かすことのできないターゲットを画面上に配置した移動用のアイテムを使って間接的にゴールに導き、クリアできるかどうかを競う。

 一方、2年生チームの渡部修斗さん(16)と大輪一成さん(17)の作品はリズムゲームを主体とした「絶対にばれてはいけない一人カラオケ」。安易に高得点を狙うとゲームオーバーになる恐れがあり、その駆け引きの面白さが特徴という。

 大会には全国から76チームが参加。15チームが予選を通過し、9月25日に東京で最終審査会が開かれた。優秀作品賞は優勝、準優勝、特別各賞に次ぐ賞で、科技高チームの作品は「独特のルールや斬新なアイデアを生む発想が素晴らしい」と審査員から評価された。

 5人は、県と、とくしま産業振興機構が主催する「クリエイティブプログラマー養成講座・合宿」に参加。プログラミングに詳しい大学教員や大学生らのアドバイスを受け、約4カ月かけて作った。制作途中にプログラムのミスが大量に見つかり、徹夜で作業をした日もあったという。

 今後はスマートフォン用アプリへの改良なども考えている。5人は「多くの人に楽しんでもらえるゲームを開発していきたい」と話した。