10日朝、牟岐町灘の南阿波サンラインでクマのような動物を見たとの情報が町や警察に寄せられた。足跡などは確認されていないが、町が警戒するよう呼び掛けている。
現場はサンラインの第4展望台から美波町側に約500メートル進んだ場所。午前5時ごろ、ミニバイクで走っていた徳島新聞牟岐専売所の配達員が、約3メートル離れた場所を並走する体長約1メートルのクマらしき動物を見た。配達員は「体形が丸く、足もイノシシより太いと感じた」と話している。
専売所が町と牟岐署に連絡し、町職員や署員が周辺を捜したが、見つからなかった。町は同日、防災行政無線で警戒するよう促した。町は今後、捕獲おりの設置などを県に相談する。