第12回徳島県こども美術展と第71回徳島県美術展第2期展(県民文化祭開催委員会、県美術家協会、徳島新聞社主催)が14日、徳島市のあわぎんホールで始まった。来場者は個性あふれる2千点余の秀作に熱心に見入っていた。
小中学生の絵画と書写の作品を集めたこども県展では、応募1万4667点から選ばれた入賞・入選作品1737点(絵画715点、書写1022点)が展示された。
絵画は、海水浴や阿波踊りを楽しむ様子などを色彩豊かに描いた作品が並び、書写も力強い筆遣いの力作がそろう。
孫の作品を見に来たつるぎ町貞光の主婦春日恵美子さん(63)は「子どもらしく生き生きとしたタッチの作品ばかり」と目を細めていた。入場無料で18日まで。
県展第2期展では写真、美術工芸、デザインの3部門の入賞・入選作品297点と特別出品などの無審査作品39点を展示。環境問題を題材にしたデザイン画や、四季の風景を切り取った写真、造形美あふれる陶芸作品などが来場者の目を楽しませている。
19日まで。入場料は一般・大学生800円、高校生300円、中学生以下無料。
第3期展(書道)は21~26日、同ホールで開かれる。