徳島県教委は23日、2019年度公立高校の生徒募集定員を発表した。全日制の総定員は18年度より195人少ない5620人で、3年連続で減った。5月1日時点の中学3年生が前年度より200人少ない6391人だったことを反映した。平均競争倍率は前年度より0・002ポイント低い1・018倍と推計している。
各校の定員は地域ごとの中学3年生の増減や進学希望調査を踏まえて設定した。定員が増えた高校はなく、定員が減ったのは11校11学科。城東、鳴門が各40人、小松島は35人、鳴門渦潮は20人、富岡西は15人減った。阿波、阿波西、穴吹は各10人、小松島西、脇町、池田辻は各5人減。対象校の学科は小松島西が商業、鳴門渦潮と池田辻が総合で、残りは全て普通。学科再編によって新設される城西神山の地域創生類は定員30人とした。
各校の特色選抜と一般選抜の募集定員は11月中旬に発表する。
定時制で2次募集するかどうかの目安となる募集目標はいずれも18年度と同じで▽徳島科学技術・機械類20人、工業技術類20人▽徳島中央・普通昼間午前60人、昼間午後30人、夜間20人▽富岡東・普通15人▽鳴門・普通20人▽名西・普通15人▽池田・普通10人―となっている。
■私立3校も発表
徳島県私立中学高校連合会は23日、私立3高校の2019年度生徒募集定員を発表した。
徳島文理300人、生光学園200人、香蘭150人で、いずれも18年度と同数。