プロ野球ドラフト会議が25日に開かれる。徳島県関係の有力候補を探った。
徳島県関係では、JR東日本で活躍する鳴門市出身の板東湧梧投手(22)=鳴門高出=に9球団が関心を示している。5年連続で指名選手を輩出している四国アイランドリーグplusの徳島インディゴソックス(IS)では、ともに入団1年目の鎌田光津希(23)と竹内裕太(22)両投手が候補に挙がっている。
板東は182センチ、78キロの右腕。直球は常時140キロ台後半をマーク。カットボール、スライダー、カーブ、シュートと多彩な変化球との緩急で打者を打ち取る。鳴門高では春夏通じて4度甲子園に出場し、3年夏にはエースとして8強入りを果たした。社会人5年目の今季、都市対抗大会では4試合に登板。14回を投げ自責点1の安定感が注目されている。
徳島ISの鎌田は180センチ、87キロの右投げ右打ち。千葉県出身で横芝敬愛高から敬愛大を経て入団した。最速155キロのストレートが最大の魅力。今季は17試合に登板し、4勝を挙げた。7・8月度の月間最優秀選手に選ばれた。
東京都出身の竹内は173センチ、74キロの右投げ左打ち。駒大高から鶴見大を経て徳島に入団。最速151キロの直球はきれがあり、変化球の精度も高い。1年目ながら後期はチームトップの5勝を挙げるなど、エース格の働きを見せた。
県関係の高校生、大学生の今ドラフトでの指名はなさそうだ。
▼ドラフト会議・徳島インディゴソックスがPV
徳島インディゴソックスはドラフト会議が始まる25日午後5時から、藍住町のゆめタウン徳島でパブリックビューイング(PV)を開く。1階のセントラルコート特設会場でCS放送の中継を流す。指名があった場合、選手らが会見を開く。