郷愁を誘う古里の風景を写した力作が並ぶ阿波和紙フォトコンテスト展=吉野川市山川町の阿波和紙伝統産業会館

 古里の風景を阿波和紙に印刷した写真展「阿波和紙フォトコンテスト展」が、吉野川市山川町川東の阿波和紙伝統産業会館で開かれており、地域の伝統行事や郷愁を誘う風景などを撮影した作品に愛好家らが熱心に見入っている。11月13日まで。

 全国30都道府県の67人からコンテストに応募があった126点のうち、入賞作34点を展示している。

 第1席に選ばれた、長野県松本市の内田民子さん(38)が義母の古里を訪れ、廃校となった小学校の前で少女を写した「おばあちゃんの学校」をはじめ、吉野川市内の善入寺島を歩くお遍路さん、藍の葉に水をかけて発酵させる「寝せ込み」の作業に汗を流す藍師の表情などを捉えた力作が並んでいる。

 同市山川町前川の谷嘉明さん(77)は「阿波和紙の独特の風合いがより趣を醸し出し、懐かしさを感じた」と話した。

 同館近くの展示施設「いんべアートスペース」では、南極圏などの動物を撮影している写真家・香川美穂さん(46)=徳島市津田町2=らの作品や、徳島新聞社の阿波踊り写真コンクール入賞作の展示会も同時に開催されている。