矢野さん(右側手前)が整備したグラウンドゴルフ場でプレーを楽しむ住民ら=鳴門市大麻町姫田

 鳴門市大麻町姫田の無職矢野和昭さん(75)が、近所の遊休地を整備してグラウンドゴルフ場「姫田健康ふれあい広場」をオープンさせた。住民らに無料で開放して交流の場とするほか、災害時の避難場所としても活用してもらう。矢野さんは「住民が仲間意識を醸成する社交場としてにぎわえば」と期待している。

 グラウンドゴルフ場は、広さ1200平方メートルで周囲にはコスモスの花を植えた。

 矢野さんは昨年3月に三野交通(三好市)を退職後、散歩などをして過ごすうちに地域に活気や触れ合いがないことを痛感。これまで仕事一筋で地元の行事などに協力できなかった後悔もあり、恩返しにと整備を思い立った。

 親類で元鳴門市長の矢野茂文さん(85)が所有する遊休地を無償で借り受け、除草した後に真砂土60トンを搬入して整地した。地元住民も作業に汗を流したほか、フェンスの設置や用具入れなどに使うプレハブを提供するなど協力した。

 オープン初日の12日には記念大会が開かれ、地元の愛好家や初心者ら約40人がプレーした。姫田老人クラブ・尚歯会の宮北勲会長(74)は「家で引きこもりがちな高齢者が足を運ぶきっかけになる」と喜んでいる。

 町内外を問わず誰でも利用でき、6人分のクラブとボールも無料で貸し出す。年中無休。問い合わせは矢野和昭さん<電090(4785)2684>。