幽玄な舞台が繰り広げられた能楽鑑賞会=美馬市美馬町の安楽寺

 美馬市美馬町の安楽寺の能舞台で15日、能楽鑑賞会「美馬能」(美馬能楽の会主催)があり、市内外から訪れた約250人が古典芸能を楽しんだ。

 観世流シテ方の能楽師河村晴道さん=京都府=らが「葛城」を上演。大和国(奈良県)の葛城山で雪のため道を進めなくなった山伏が、女性に頼まれ祈りをささげると、女性が女神の姿に戻る、という物語。観衆は能舞台で繰り広げられる幽玄な舞に酔いしれた。

 友人と訪れた徳島市の高校教員三浦真美さん(46)は「能楽師のしぐさが優美で、本当に雪が降っているように見えた。鼓の音色や謡も心に響いた」と話していた。

 能に先立ち、観世流シテ方の能楽師味方健さん=京都府=が「葛城」のあらすじを解説した。