徳島県内は17日の明け方から朝にかけ、南から暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、南部を中心に大雨となった。気象レーダーの解析では、阿南市と美波町付近で午前5時半までの1時間に約100ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、同市と那賀町の計5059世帯1万2733人に一時避難勧告が出された。交通機関や小中学校の登校時間などにも影響が出た。
県が設置している雨量計では、午前5時までの1時間に阿南市新野町久田で93ミリ、美波町赤松で74ミリ、午前4時までの1時間に那賀町小浜で80ミリを記録した。
徳島地方気象台は阿南、徳島、鳴門、小松島の4市と那賀、美波、海陽など10町に大雨洪水警報、阿南市と那賀、美波町の一部に土砂災害警戒情報を一時発令した。
降り始めの16日午後2時から17日午前8時までの総雨量は、海陽町121・5ミリ、美波町112・5ミリ、上勝町福原旭104・5ミリ、徳島市88・5ミリなど。