那賀川町女性会議が作ったかかし=阿南市那賀川町の那賀川公民館

 阿南市の那賀川町女性会議が、大分県豊後大野市で11月に開かれる「かかしコンクール」(道の駅「原尻の滝」主催)に、阿波踊りのかかしを出品する。会議は昨年のコンクールで人気投票1位となっており、4月の熊本地震で影響を受けた豊後大野市の住民に元気を届けようと、今年も制作した。会員23人が同市を訪れ、かかし作り教室を開いて地元住民と交流を深めることも計画している。

 豊後大野市は大分県南部にあり、熊本地震では最大で震度5強を記録。約600人が避難した。会議は、かかしを通じてつながりのできた豊後大野市のために何かできることはないかと考え、今年のコンクールに再び参加することを決めた。

 今年のテーマは徳島を代表する文化の阿波踊りをテーマに選んだ。男1体、女2体、男の子と女の子各1体の計5体のかかしで構成。会員が8~9月に木材や布、新聞紙、浴衣などを使って制作した。針金を入れて手や足に動きをつけ、躍動感を表現している。

 コンクールでは「道の駅原尻の滝」近くの広場に展示され、来場者が人気投票を行う。

 女性会議は昨年、結婚をテーマにしたかかしを出品し、豊かな表情が好評だった。10月25、26の両日、展示に訪れるとともに現地で教室を開き、魅力的なかかしを作るためのノウハウを教える。

 また、阿南市那賀川町の道の駅「公方の郷なかがわ」で7月に募金活動を行い、集まった6万円を豊後大野市の橋本祐輔市長に義援金として手渡す。

 女性会議の川田八重子会長(69)=同市那賀川町苅屋=は「かかしが結んでくれた縁。これをきっかけに交流を深めたい」と話している。