徳島県川柳作家連盟会長、徳島新聞「徳島柳壇」選者を務めた井上博(いのうえ・ひろし)さんが5日午後4時42分、胃がんのため、小松島市内の病院で死去した。85歳。自宅は小松島市横須町11の88。葬儀・告別式は8日午前11時から小松島市金磯町土手町10、小松島ベルベ玉鳳院で。喪主は長女の夫の森本政次(もりもと・せいじ)さん。
小松島市生まれ。県内の紡績会社を定年退職後に川柳を始め、川柳結社「番傘」(本社・大阪市)、徳島県川柳作家連盟が発行する月刊誌「川柳阿波」に入会した。
2001年1月に県川柳作家連盟会長、「徳島柳壇」選者に就任。04年には小中学生を対象に「ジュニア川柳」を創設したほか、「とくしま文学賞」川柳部門の選者を務めるなど、川柳の普及と後進育成に尽力した。