海外の旅行会社に四国観光をPRしてインバウンド誘客につなげる「インバウンド商談会2016」(四国運輸局など主催)が19日、徳島市のアスティとくしまであった。四国4県の宿泊施設や交通事業者など約90団体が参加し、地域の観光資源を紹介した。
中国、シンガポール、フランスなど7カ国・地域から18社が訪れ、商談会会場にブースを設置。4県の参加団体はブースを回り、観光施設の特長やアクセス、旬の食材、四季折々の自然などの魅力を説明し、インバウンドを呼び込むツアーを企画するよう求めていた。
観光施設・大歩危峡まんなか(三好市)の和田里吉弘支配人は「効果的に見どころを伝えられた。新たな販路開拓につなげたい」と話した。
商談会に先立ち行われたセレモニーでは、四国運輸局の瀬部充一局長が「四国はお接待文化や日本の原風景があり、日本の魅力が凝縮されている。この機会を四国向け旅行商品の企画に役立ててほしい」とあいさつした。