[上]ComComが開発したカレーパン[下]ComComの生徒(中央)と一緒にPRキャラを描く女川小児童=9日、宮城県女川町の女川小(徳島商高提供)

 徳島商業高校(徳島市)の模擬会社「ComCom(コムコム)」が、交流している宮城県女川小学校の児童と力を合わせて作ったカレーパンが商品化される。東日本大震災直後に炊き出しボランティアが作って被災者を元気づけたカレーのレシピをアレンジした。22日に石井町、11月6日に鳴門市で開く「徳商デパート」でそれぞれ50個販売し、収益を被災地の支援活動に充てる。

 カレーパンは四角い生地を半分に折ってあんを挟み、油で揚げる。児童の意見を基にスパイスを利かせた辛口に仕上げ、淡路島産イノブタのひき肉や徳島産タマネギを入れ、徳島市の食品メーカーと共同開発した。価格は1個300円程度になる見込み。

 商品開発は昨年12月、女川町を訪れた徳島商高生が児童から「町を元気にするために何かしたい」との思いを聞いて始まった。複数挙がった候補の中から「復興の味」であるカレーに絞り、相互訪問やテレビ会議を重ねてレシピを決めた。

 包装には児童が描いたPRキャラクター「カレーパンダくん」を使用。収益は児童が継承する伝統芸能「さざなみ太鼓」の活動支援などに充てる。

 ComCom総務部長の奥村光さん(18)=3年=は「女川町を元気にしたいという児童の思いが詰まった商品。ぜひ味わって復興を後押ししてほしい」とPRしている。

 徳商デパートは22日に石井町のフジグラン石井、11月6日は鳴門市の鳴門ポカリスエットスタジアムでいずれも午前10時にスタート。カレーパンをはじめ、徳島商高2、3年生が石井町の県農業大学校などと共同開発した料理や菓子を約20種類販売する。