今年5月にオープンした持ち帰りギョーザ専門店。通常のギョーザより大ぶりなサイズで、定番に加えて期間限定のメニューをそろえている。いずれも5個入り。プレハブ平屋約7平方メートルの店を高田久店長(55)が1人で切り盛りする。

常時7、8種類の焼きたてギョーザを販売している餃子や一番の店舗=阿南市領家町

 一番人気は定番メニューのプレーン(350円)。豚ひき肉と徳島県産のキャベツ、タマネギ、ニラをたっぷり使い、もっちりした皮に包んで焼き上げる。隠し味に豚の背脂を入れ、かむと口の中で肉汁と野菜のエキスがあふれ出る。臭いが気にならないよう、ニンニクの使用は控えめだ。

(手前から時計回りに)ギョーザのプレーン、梅しそ、メガクランチポテト=阿南市領家町の餃子や一番

 定番は他に、プレーンの10倍以上の県産ニンニクを使ったにんにく(400円)、キムチ(同)、明太子チーズ(同)がある。

 期間限定メニューは、客の要望を聞き高田店長が考案する。今は秋らしさが感じられるエノキ、シメジ、エリンギなどをバターとしょうゆで炒めた「きのこバター」(同)や、梅肉としそを混ぜた「梅しそ」(同)などが味わえる。

店内でギョーザを焼く高田店長=阿南市領家町の餃子や一番

 訪れるのは20~50代が多く、中でも7~8割を男性が占める。店の横にはベンチを用意しており、その場でも食べられる。客が持ち帰って焼く冷凍生ギョーザは、各メニューとも50円引きで買える。

 サイドメニューも充実している。メガクランチポテト(200円)、5個入りの揚げたこ焼き(同)、タコの唐揚げ(300円)などのほか、デザートも用意している。=価格は税込み

  阿南市領家町火屋ケ原
  営業時間=午後4時ごろ~売り切れまで
  定休日=不定休
  駐車場=2台
  問い合わせ<電090(4971)3480>