徳島産のユズとスダチを使ったカクテルを味わうバーテンダー世界大会の参加者(右)=東京・内幸町の帝国ホテル

徳島産のユズとスダチを使ったカクテルを味わうバーテンダー世界大会の参加者(右)=東京・内幸町の帝国ホテル

 20日までの3日間、東京・内幸町の帝国ホテルで開かれたバーテンダー世界大会で、徳島産のユズとスダチの果汁を使ったカクテルの提供ブースが設けられ、各国から訪れたバーテンダーらから「香り高い」「酒との相性が抜群」と好評を得ていた。

 ブースは、大会スポンサーのサントリーの関連会社が19日、参加者をもてなすために開設。JA全農とくしまが窓口となって用意した那賀町産ユズと佐那河内村産スダチをディスプレーし、瓶入り果汁でマルガリータを作った。

 20年ぶりに日本で開かれた大会には約60カ国の約500人が参加。ブースを訪れた人たちは「ユズはレモンより甘味があって香りがいい」「スダチは酸味と苦味が程よい」と感想を述べた。 チェコから参加したバーテンダーのバツラフ・エイブラハムさん(25)は「スダチを味わったのは初めて。いろんな酒に合いそう」と評価していた。

 今回、徳島のかんきつ類をサントリー側に紹介した「とくしまブランド推進機構」の溝口康統括マネジャーは「レモンやライムに代わる食材として海外に徳島の味を伝えるいい機会になった」と話した。