書道の作品に見入る来場者=徳島市のあわぎんホール

書道の作品に見入る来場者=徳島市のあわぎんホール

 第71回徳島県美術展(県民文化祭開催委員会、県美術家協会、徳島新聞社主催)の第3期展(書道)が21日、徳島市のあわぎんホールで始まった。来場者は展示された414点に熱心に見入っていた。26日まで。

 特別賞の四国放送社長賞を受賞した富永美知子さん(63)=徳島市山城町東浜傍示=の近代詩文「赤松月船の句」をはじめ、漢字・篆刻、仮名、前衛などの入賞・入選作品370点と無審査作品44点が展示されている。躍動感あふれる筆遣いや繊細な線の美しさが感じられる作品が並んでいる。

 長男の作品を見に来ていた徳島市川内町宮島の中西清子さん(78)は「力強い筆運びで、立派な作品ばかり。圧倒される」と話していた。

 入場料は一般・大学生800円、高校生300円、中学生以下無料。