あわ阿波おどりで総踊りを楽しむ参加者=8月11日、阿波市交流防災拠点アエルワ横の特設演舞場

 スポーツと文化・芸術を組み合わせて地域に観光客を呼び込む催しを国が表彰する「スポーツ文化ツーリズムアワード2016」で、阿波市の「あわ阿波おどり」が上位10選に入った。阿波踊りが盛んでない同市で体験型イベントを開き、本場の徳島市にも踊り込むツアーを企画するなど、多彩な催しで観光客誘致に取り組んだ点が評価された。10選の中から年内に大賞が決まる。

 あわ阿波おどりは、四国4県で地域おこしに取り組む若者らの団体「かえとこ四国プラットフォーム」と阿波市観光協会などが実行委をつくり、8月11日に初めて開いた。ロックなどの音楽で自由に踊れるブースを設けたり、踊り講習を受けた後に総踊りに加わってもらったりして、県内外から集まった約300人を楽しませた。

 12日には旅行会社と連携し、徳島市にツアーバスを出して「にわか連」に参加してもらう企画も実施した。地元の宿泊施設を紹介し、徳島市に偏りがちな宿泊の分散も図ったほか、外国人観光客の取り込みにフェイスブックを活用し、英語であわ阿波おどりの情報を発信した点も評価された。

 アワードは、スポーツ庁、文化庁、観光庁の3庁合同で初めて開いた。全国から44件の応募があり、8ブロックに分けて審査した結果、あわ阿波おどりは中国・四国ブロックの9件の応募の中で上位2件に入った。他のブロックでは1件しか選んでいない所もあり、全国で10選が残った。

 10選の中から大賞と3庁の各長官賞が選ばれる。あわ阿波おどりの多田豊実行委員長(34)=上板町七條、建築士=は「阿波市と言えば阿波踊りとイメージしてもらえるよう、さらにイベントを充実させていきたい」と話している。