宮司の立ち会いの下、三三九度の杯を交わすタヌキの着ぐるみ=三好市山城町大川持

 三好市山城町に残るタヌキの妖怪伝説をモチーフにした「やましろ狸まつり」(実行委主催)が22日、同町大川持の川口商店街周辺で開かれた。妖怪タヌキの結婚式や、着ぐるみパレードなどが行われ、終日にぎわった。

 婚礼を挙げたのは、知恵者で知られた「青木藤太郎」と美人タヌキの「おそめちゃん」。着ぐるみ2体が三三九度の杯を交わした後、「変わらぬ愛情と信頼をもって『タヌしい』家庭を築きます」と宣誓すると、参列者から祝福の拍手が贈られた。

 この後、17体の妖怪タヌキの着ぐるみやタヌキに仮装した山城幼稚園・小学校の子どもたちら約50人が、結婚を祝って商店街を練り歩いた。山城幼稚園の井下琥士郎ちゃん(6)は「お嫁さんの衣装がきれいだったし、タヌキがうれしそうだった」と話した。

 このほか、かつて地域で親しまれた映画館「川口座」を約半世紀ぶりに復活させる形で開いた35ミリフィルム作品の上映会や、地元女性グループ「やましろAKB」によるダンス、結婚記念の餅まきなどもあった。

 まつりはJR土讃線の開通80周年を記念して開かれた昨年に続き、2回目。