「阿波の歴史を小説にする会」会長の林啓介(はやし・けいすけ)さんが26日午前5時20分、肺炎のため、板野町内の病院で死去した。81歳。自宅は鳴門市大麻町板東字采女17の5。葬儀・告別式は27日午前11時半から藍住町住吉字藤ノ木120の1、イマデヤあおいホール藍住で。喪主は妻昭子(あきこ)さん。

 徳島県内の中学、高校で教員をしていた30代のころに「徳島作家」に参加して小説を書き始めた。モラエス、賀川豊彦ら徳島ゆかりの偉人、文化人の評伝執筆に力を入れ、「阿波の歴史を小説にする会」会長、徳島ブラジル友好協会会長、徳島日独協会副会長などを歴任。「とくしま文学賞」随筆部門の選考委員も務めた。