徳島市は、中心市街地活性化策として検討している「川の駅ネットワーク構想」の見直し案と、眉山の山頂整備事業案をまとめた。川の駅は従来公表している「ひょうたん島」周辺の7カ所に加え、新たにマリンピア沖洲やアスティとくしま近くなど4カ所に整備し、ネットワークを広げる考え。
関係者によると、新たな川の駅には、沖洲マリンターミナルとアスティとくしま前のほか、県庁前と南末広町の四つが候補に挙がっている。
駅には自転車をレンタルする機能を付けることや、水上スポーツ「スタンド・アップ・パドルボード(SUP)」やカヌーなどの拠点施設にすることも検討している。
従来の構想は、新町川と助任川の既存の桟橋4カ所(あわぎんホール前、文学書道館寂聴、万代中央ふ頭、新町川水際公園ボートハウス前)と、新たに桟橋を整備する3カ所に駅を設置するとしていた。
このうち新町橋たもとの駅は、新町西地区再開発事業を白紙撤回するのに伴い、見直しの対象となったが、候補地として残すことにした。
眉山山頂には、休憩施設やバーベキューなどができる施設を整備。眉山公園全体にアートオブジェを置くことなどが検討されている。
市は24日に開かれる市中心市街地活性化推進本部の有識者会議に、川の駅の見直し案と山頂整備の事業案を示す。