自宅を改修し、パン屋「初花」をオープンさせる舟元さん=美波町奥河内

 大阪市から8月に美波町奥河内に移住した元カフェ経営者の舟元研二さん(42)と理花さん(32)夫妻が、自宅を自ら改修し、28日にパン屋をオープンさせる。舟元さんは趣味のサーフィンをするために徳島をたびたび訪れており、大阪市であった移住相談会に参加して美波町への移住を決意。同町にパン屋が少ないことから店を開くことにした。

 店名は「初花(はつはな)」。2009年から16年5月まで同名のカフェを経営していたが、都会の生活に疲れを感じ、海の近くへの移住を検討していた。移住相談会で徳島に興味を持ち、趣味のサーフィンで牟岐、海陽両町や高知県東洋町へよく行っていたこともあり、移住を決めた。

 国道沿いの築50年近くの木造2階建て民家を借りて住んでいる。移住後の8月から9月末まで自らリフォーム工事を実施。1階の和室を土間にし、6畳の店舗と4畳の調理スペースを設けた。庭は更地にして4台分の駐車場を確保。一角でキャベツやレタス、ブロッコリーなどを栽培する。順調に育てば、具材でも活用する予定だ。

 パンは保存料や添加物を加えず作り、食パンや総菜、菓子パンなど20種類を並べる。今後はヒジキなど町産の食材を使った商品も開発する。店は金-月曜の午前7時半から午後3時まで営業する。

 舟元さんは「地元の人に親しまれるお店にしたい」と意気込んでいる。