総務省が26日に発表した2015年国勢調査の確定値によると、徳島県の人口は同年10月1日時点で75万5733人だった。県が15年12月に発表した速報値より330人少なく、10年の前回調査の78万5491人に比べて2万9758人(3・8%)減った。

 男女別は、男性が35万9790人(10年比1万2920人減)、女性が39万5943人(1万6838人減)。女性100人に対する男性の数は90・9人で、10年調査の90・3人より上昇した。

 65歳以上の高齢者の割合は4・0ポイント増の31・0%と初めて3割を超えた。15歳未満の年少人口は0・7ポイント減の11・7%で、少子高齢化が一段と加速している。都道府県で高齢者の割合は5番目に高く、年少人口の割合は6番目に低い。

 世帯数は30万5754世帯(3460世帯増)。このうち病院や老人ホームなどを除く一般世帯数は30万4911世帯(3365世帯増)で、1世帯当たりの人数は2・39人と10年調査の2・52人から減少した。

 核家族世帯は16万7478世帯(301世帯増)、一人暮らし世帯は9万8053世帯(1万558世帯増)。一人暮らし世帯のうち高齢者は40・1%に当たる3万9325世帯(6960世帯増)だった。

 県内在住の外国人は3871人(205人減)で、国籍別では中国が1638人と最多。次いでフィリピン530人、ベトナム429人となっている。